歯科医院を訪れる方の多くは、高血圧・糖尿病・心疾患などの全身疾患をお持ちです。
私たちは、患者様のお口の中を見ておおよその健康状態を把握することができます。
なぜなら、お口の中だけが体の中を直接のぞける所だからです。
例えば、歯茎が腫れて化膿しているとき、体の中でも炎症が起きやすくなっているということです。
また、逆にお口の中の炎症を菜越したままにすると、体のほかの場所に炎症を起こしてしまうのです。
多くの病気が日常生活の不摂生から起きる生活習慣病といわれています。
肝臓などは、「無言の臓器」といわれるくらい症状がないまま、
体に取り込まれた毒を脂肪の中に閉じ込めて身体を守っていますが、
直接見ることができないために血液検査やエコー検査などで確認しなければなりません。
でも、歯ブラシは多くの人が1日2~3回行いますので、鏡を見れば状態がわかりますよね。
最近の言葉で、メタボリックドミノといわれる、
栄養バランスの崩れから起きる代謝異常のスタートは歯科疾患なのです。
炭水化物に偏った食事を避け、血管系を丈夫にするために良質の油も取りましょう。
毒素を排泄する腸内環境を整えてからミネラル豊富な地元の野菜を食べましょう。
ご自分の栄養状態を知りたい方には、院内でミネラル・重金属測定ができるようになりました。
ご希望の方はスタッフにお声掛けください。
毎日の歯ブラシの時に、しっかりとお口の中を観察しましょう。
舌の色の変化や動きの変化も確認してください。
自分の健康は、自分で守り、良い習慣をつくっていきましょう!